かろうしさんははらきたくない

奨学金480万円を抱えて社会に放り出されたFIREしたい男のブログです。

奨学金は借金?480万円借りた男が語る奨学金について②-1貸与型奨学金

こんきちは、かろうしです。

今回も前回の続きで、奨学金のついてです。

今回は貸与型奨学金にフォーカスして、

書いていきたいと思います。

 

貸与型奨学金

誰に借りて、誰に返すのでしょうか?

 
もっともスタンダードなのは

日本学生支援機構(JASSO)でしょう。

奨学金事業を行なっている独立行政法人ですね。

 

他にも、自治体や大学独自であったり、

一般企業から貸与している場合もあります。

 

私の通っていた大学では、

募集している奨学金とその条件の一覧を

学内の掲示板に貼り出していたので、

そちらを見て見るのもいいかもしれません。

 

少し脱線しましたが、

今回は貸与型のうち私も利用していた

日本学生支援機構奨学金について

書いていこうと思います。

 

まず、日本学生支援機構の貸与する奨学金には

 

2つの種類があります。

第一種(利子がつかない)

第二種(利子がつく)

 

「第一種と第二種なにが違うの?」

 

それは利子つくつかないかです。

 

利子つけなきゃいけないなら

 第一種一択じゃん!」

 

と思われるかもしれませんが、

第二種を選択ないし、

両方を併用する理由は2つあります。

 

  1. 貸与の基準がクリアできない

残念ながら、この場合は、第二種しか選択できません。

 

第一種奨学金には2つの基準があります。

(参照)日本学生支援機構

予約採用の奨学金の基準 第一種

(https://www.jasso.go.jp/shogakukin/seido/kijun/yoyaku/daigaku/1shu.html)

  1. 学力基準

こちらは、いろいろ条項がありますが、

主に(1)の

「高等学校または専修学校高等課程の1年から申し込み時までの成績の平均値が3.5以上であること」

 

を達成していれば問題なく基準をクリアできるでしょう。

 

これは、入学した1年生の1学期から

受験までに結果の出ている3年生の2学期までの

評定平均が3.5以上あればいいということですね。

 

ちなみに私はこれが達成できず、

第一種奨学金は受けられませんでした。

 

  2.家計基準

 

こちらは生計維持者(原則として母と父)の給与所得(控除前)が

3人家族で657万円以下

4人家族で747万円以下

5人家族で922万円以下

となっています。

自営業者等は基準が異なるので上記URLを参照してください。

 

世帯年収が一定水準を超えてしまうと

この基準には引っ掛かってしまいます。

  1. 上限額が第二種より低い

 

第一種は上限額が第二種より、

低く設定されているのです。

 

上限額は

  1. 国公立私立か。
  2. 自宅通い自宅外通いか。

 

によって決まります。

 

国公立+自宅通いの場合

貸与額は月額にして

20,000円、30,000円、45,000

を借りることができます。

 

年額にすると、

240,000円から540,000円のレンジですね。

 

国公立大学の授業料が

535,800円であることを考えれば、

上限いっぱいまで借りることで

授業料を賄うことができますね。

 

国公立+自宅外の場合

 

こちらは月額で

20,000円、30,000円、40,000円、51,000

を借りることができます。

 

上限いっぱいまで借りると

授業料はオーバーします。

 

ここまでで、国公立大学の授業料は

自宅自宅外にかかわらず、

賄えることがわかりました。

 

では、私立大学はどうでしょう。

 

私立+自宅通いの場合

 

貸与額は月額で

20,000円、30,000円、40,000円、54,000
となります。

 

年額のレンジは

240,000円から648,000

となります。

 

私立+自宅外の場合

 

貸与額の月額は

20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、64,000

となります。

 

年額のレンジは240,000円から768,000

「その額だけで私立大学の学費は賄えるの?」 

 

結論から申し上げますと不可能です。

 

文部科学省の統計によると、

平成30年度、私立大学の

授業料は904,146円、

施設設備費は181,902

2つの合計で1,086,048

となっています。

 

(参照)文部科学省

「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」

(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00001.htm)

 

私立大学581大学から統計を取ったものになりますので、

文系、理系で学費の差はありますが、サンプル数としては十分でしょう。

なので、ここでは、この額を想定します。

 

また、初年度は追加で入学料(241,836円)がかかってきますが、

2年次以降はかかってこないのでここでは無視させてもらいます。

 

学費1,086,0348円に対して、

上限まで第一種の奨学金を借りたとしても

648,000円(自宅)、768,000円(自宅外)なので

双方300,000円以上足りない計算になります。

 

この足りない分は

第二種の奨学金を併用する、給付の奨学金を併用する、

アルバイト等で稼ぐなどの方法で賄っていくしかありません。

 

長丁場になりましたが、今回はこれくらいにします。

正直、結構書いたつもりですが、情報量は不十分ですが、

各項目のURLを参照していただけると全容を理解できると思います。

 

次は、日本学生支援機構第二種奨学金について

書いていこうと思います。

 

それでは!